世界を蹂躙せよ!! ~Tenere700 World Raid 2022~

YAMAHAのプロトタイプT7がついに市販車に変貌を遂げた

現行型Tenere700に比べ、よりオフロード走破性を高めたモデルであることは間違いない。

よりアグレッシブな走り、あらゆる地形を駆け抜けるためのアップデートが随所に施されている。そういった意味での‘‘World Raid “ なのであろう。

 まず目を惹くのが燃料タンクだ。マスの集中化を図るための改良というのは疑いようもなく、そしてその恩恵は乗り手にとって計り知れない。

 二股に分かれたタンクが低く位置しており7.5リッター近くも容量がUPする。走行可能距離は実に500キロ近くにも及ぶ。23リッターものガソリンが低重心に位置することで、車体が安定して取り回しがしやすくなるなど、ライダーにとって良いことしかない。

 そしてなんといってもサスペンションの大幅な改良がとても魅力的だ。

新たなリアのリンクゲージに対してトラベル量が増し、最低地上高が高くなった。ダンピングとスプリングレートが最適化された。

正により攻めた走りの、ビッグジャンプを余裕でこなす事を前提とした作りになっている。

さらにダメ押しでダンパーはみんな大好きオーリンズ!!(現行テネレにはツアラテックサスペンションもありますよ♪)

 ちなみにエアクリーナーBOXもリニューアル♡

 その他改良箇所としては、フットペグが大きくなったこと、アンダーガードの堅牢化と

写真をみてもらえばわかる通りクラッシュバーがより車両に密着する形で埋め込まれている。ツーリングでの快適性は新型TFTディスプレイ(カラー)と、高速道路でも対応するウィンドスクリーン、Bluetooth接続対応、3モード切替可能のABSと、乗りやすさの追求も忘れられていない。

日本人には残念ながらシート高が高くなった(890㎜)が、タンクデザインに伴ってツーピースでありながらシートとタンクのつなぎ目がよりシームレスでフラットな形状になっている。

 

見た目にも及ぶと数えきれないほどの改良を施された全く新しい

Tenere700 World Raid

日本での発売は未発表、詳しいスペックはまだ公開されていないが、まさに世界中のオフローダーが“世界を蹂躙”できる喜びを想像して身体を熱くさせるだろう。

シート高がなかなかな物なので、日本での発売は如何に!?

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