こんにちは!
ツアラテックジャパンの水谷です。
昨年からずっと気になっていたパンアメリカの実車が近くにディーラーに到着したという情報をキャッチしてさっそく見に行ってきました。
ツアラテック店舗のデモ車としての導入も考えているので真剣な目線です。
まずは足つきチェック
パンアメリカ(以下、パンナメ)は2グレードあり、この車両はスペシャルという上級グレードで停止時には車高が自動で下がる「アダプティブライドハイト」が標準装備されています。
この機能により車両が停止すると25mm車高が下がるようです。また、走行開始すると自動で車高が上がりますがその際はライダーの体重や荷物に応じてプリロード(バネの強さ)を調整するそうです。ちなみにアダプティブライドハイト付きの車両は258kg、無し車両は245kgなのでそこそこ重量があるオプションのようです。
今回見てきた車両は整備前でエンジン始動や電源を入れることができませんでしたのでアダプティブライドハイトは試せませんでした。車高は高い状態で固定されたままですので、基本的にこれより足つきが悪くなることは無い状態です。
さて、身長172cmで若干足が短めの私ですが両足を付けるとこんな感じです。つま先ツンツンに近い感じです。ハーレーに敬意を表してツアラテックの正装(コンパネーロスーツとアベンチューロヘルメット)でまたがってみました。
通常は片足が着けば良いので不安になるレベルではありませんがここからもう少し下がったらさらに良いですね。少しお尻をずらして片足だけ付けるのでしたらもっと余裕です。イメージ的にはテネレ700やGS Adventureと同程度という足つきと感じました。ノーマルGSよりも高いです。
引きおこしは比較的軽く感じました。GSと同等くらい。ただし、おそらく展示車両には燃料があまり入っていなかったと思いますので燃料が入ると印象が変わると思います。ちなみにタンクは21.2リットル容量でコンベンショナルな位置、エンジン上部となります。
引きお腰が軽く感じた理由はもうひとつ重量物の搭載位置にも関係していると思われます。ココにはフロントタイヤ後ろ、クランクケース前方にはレギュレータが・・・
冷却フィン達が自己主張をしつつ飛び出していました。オフロードを走るといろいろなものが衝突してくるところですので少し(というか、かなり)心配です。純正オプションで用意されているスキッドプレート(73045円)はここまでしっかり覆っていますが写真で見る限りは薄手のアルミのようなのでここは強靱なツアラテック製の登場を待ちたいところですね。
もうひとつココには重量物が隠されています。
バッテリー!横に見えている丸いのは冷却水の給水口のようでした。この裏が水タンクのようになってました。こういった配置のおかげでVツインというエンジンにもかかわらず低重心化を進めていると思います。ただ、オフロードを走るという前提ではこの場所は水やドロ、前輪で跳ねた石などいろいろなものがかなりの勢いで飛来するところなのでやはりガードを強くしておくのはマストです。水の喪失や、バッテリーの破損は走行不能状態に直結しますからね。
次は操作系です。目について他のはハンドルスイッチの多さ。この沢山のボタンを見て思い出したのはアフリカツイン。
パンナメの左側スイッチ群
アフリカの左側スイッチ群
互角ですね(笑)
こちらは右側
パンナメ ミュージックコントロールに特化しているようです。私もツーリング中には音楽を聴くことが多いので便利そうですね。アフリカだとアップルカープレイ、GSではWunderLINQを使うと便利です。
そしてこちらがアフリカツイン。パンナメの圧勝です(笑)
ブレーキペダルは調整式でした。オフロードのスタンディング時にも操作性が良さそうですね。回転すると高さが2段階で変わります。
オンロード時
回転中
オフロードポジション
気になるお値段ですが
パンアメリカ1250 ビビッドブラック2310000円 リバーロックグレー2339700円
パンアメリカ1250スペシャル
ビビッドブラック 2731300円
カントグレーメタリック 2761000円
デッドウッドグリーン 2761000円
バハオレンジ/ストーンウォッシュホワイト 2786300円
です。
他にはハーレーロゴ入りのタイヤや
ブレンボのラジアルマウントキャリパーにラジアルマスター。早く試乗してみたいです。
エンジンはとってもセクシーな見た目でした。どんな音を奏でるのか・・・早く聞いてみたいですね。
本日お邪魔したのはハーレーダビッドソン相模原さんで
営業の小川さんにお世話になりました。とても感じの良い方でした。
1週間ほどで展示車が試乗出来るようになるって事でしたので気になる方はゴー!